布地と環境の関係-環境に優しい素材を選ぶために(その1)

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どんな布地も環境に影響を及ぼします。
大切なことは、それがどのくらい程度のものか認識することです。

服や布製品を購入する際は、その材質の製造過程、そして、それが使用後どうなるのかを知る必要があります。
なぜなら、ある物は地球環境に大きな脅威となるからです。
どうか次回からお買い物をする際は、それを思い出してください。

今回は自然素材です。

1. リネン(麻)
リネンは、作物には不適な荒れ地で成長できる亜麻を材料としており、製造に薬品を使う必要がありません。ヨーロッパではよく見かけますが、中国ではあまり多用されていません。

「従来のリネンは、生の亜麻を水に浸して、繊維に加工しますが、この過程は川や水路に亜麻を浸すことを伴い、結果的に、大量の汚染物質が河川や水路に入ってしまいます。これら汚染物質の中には、残留農薬や自然廃棄物も含まれます。 これに代わる、より環境にやさしい処理方法は、露や酵素を利用する方法です。 これなら水質汚染を避けることができます。」

-「」内は”Wear well, Do well”より

2. 綿
綿は多様性のある素材で、リネンと同じく、生物分解が可能であり、合成繊維により引き起こされる環境へのダメージを考えると、大変優れた素材です。しかし、綿はそれを栽培するのに、膨大な量の水(国連によると全世界の水使用量の3%)、農薬(米国では農薬に使用されるすべての化学物質の7%)、耕地(世界の2%)を使用しています。
言い換えれば、綿は非常に大きな資源消費の下に存在している素材なのです。 オーガニック綿は薬品による弊害を改善することができますが、収量が少なくなるため、より多くの土地を必要とすることになります。
3. ウール(羊毛)
ウールが動物製品であるということが不快でないなら、これは最も環境に優しい選択肢かもしれません。 ウールは丈夫で、しわになりにくく、弾力性があり元の形を維持します。吸収性に優れ、その重さの約30%まで水分を吸収しても、漏らしません。そして、 化学薬品を使わなくても、カラフルな色に染めることができます。
現在、特にアウトドアの分野では、防水の合成繊維やポリエステルのフリースが使われていますが、ウールはその代用に適しています。また、それらの欠点であるマイクロ繊維の剥落もありません。
ウールの最大の問題は、羊のゲップからメタンが放出されることです。他の布のカーボンフットプリントの多くは、その製造過程から排出されるのとは異なり、ウールのそれは、推定50%が羊そのものに由来しています。しかし、これらの羊は通常、耕作できない土地で育てられています。

UNEP本部Twitterより