スキューバダイビングは海の神秘の世界を知るためには絶好のスポーツです。現在世界でダイビングを楽しむ人は600万人。その中でも特にスキューバは、ツァー客に人気があり、経済発展にも貢献しています。
しかしそれと同時に、海の環境に対して深刻な影響を与えていることも知っておかねばなりません。
ダイビングが海の環境にダメージを及ぼす原因は、ボートの運転、燃料、ダイビング装置の包装、船積みなどの他に、ダイバーのマナーの欠如によることが大きいのです。美しいサンゴ礁がなければビジネスができないダイビング業界ですが、ダイビングビジネス自体が海に脅威を与えているのです。
この4月、UN本部は、Reef-World Foundation, Green Fins initiative, the Blue Ocean Network、 Underwater 360とチームを組み、イベントの開催や基金の創設などを行い、持続性のある海のために、ダイビン業界と率先して意見交換を始めることにしました。
そして、今回のパネルでは、ダイバーのトレーニングを行う際、環境保護に重点を置くことを強調しました。ダイバーが宿泊するホテルでは、プラスチックのストローや容器を使用しないことを決めたところもあります。
「このような業界との意見交換は、大変重要で、ネットワーク、知識、協力関係をさらに緻密にする必要があります」と、UNEP本部とともに海洋保護を行っている関係者は言っています。