釣りの餌に使う芋虫が、プラスチック公害の救世主となるかもしれないことが、発見されました。
ヨーロッパにおける研究で、普通の昆虫の幼虫に、プラスチックを消化するというユニークな能力があることが判明。
それによると、魚釣りの餌に使われるハチミツ蛾の幼虫(*wax worm)はポリエチレンや合成ポリマー、容器、袋、その他幅広く日常用品に使われているプラスチックの化学結合を破壊することが分かりました。
(*蜜ロウを食べることで、こう名付けられた)
これは数年前、趣味で養蜂をしている人が、ミツバチの巣からいくつかの芋虫を取り、プラスチックの袋に入れておいたところ、すぐに彼らが咀嚼(そしゃく)して、袋に穴を開けたことが分かり、友人である、大学の専門家に知らせて、研究した結果判明したものです。
(UNEP本部Facebook 2017.4.28より)