プラスチックによる、食品の過剰包装の問題

日本でもプラスチックによる、食品の過剰包装は問題になっています。
以下はUNEP本部のSNSで、6/28に取り上げられた、英国のガーディアン紙のコラムです。参考にしてください。

大きなスーパーや宅配で、新鮮な野菜や果物を購入すると、その包装をとってゴミ箱に入れ、野菜や果物を元の自然な状態に戻し、調理を始めるのに10分はかかります。

プラスチックは私たちの海を窒息させ、水路を汚染し、さらには食品を汚染することさえあるのに、それでも私たちの棚を支配しています。 ヨーロッパ・プラスチック・事業者協会によれば、毎年3億トン以上のプラスチックが生産されています。 英国では、消費者向け製品に使用されるプラスチック製包装材は、そのわずか3分の1だけしかリサイクルされていません。
果物や野菜は洗うことができます。そして、多くは自然がデザインした、堆肥にもできる物質により「包装」されています。
でも私たちは、プラスチック製のトレイに載せて陳列することを選択しました。
そして、そのトレイ自体も、他のプラスチックでしっかりカバーされています。

店では、寒さに強いジャガイモやニンジンのような野菜が、リサイクルができない袋にあふれ、他の食品は、それらとは全く関係の無い、美しい農場の風景が描かれた、必要以上に大きな容器に入れられています。
もちろん、プラスチック包装は食品を衛生的に保ち、保存可能期間を延ばすのに役立ちます。
それは、自分自身を含め、買い物が面倒くさい人達にとっても便利です。
しかし、そのライフスタイルを支えるコストは、環境だけではなく、人にも高いものとなります。

私たちの食糧のシステムは、私たち、食べる側がアクセスすることのできない、名前の無いチェーンを構築しました。
そして、それは私たちの食糧、その原産地、そして究極的には自然から私たちを切り離してしまいました。
プラスチックとパッケージングは、この切り離しの象徴です。

今こそ、この障壁を取り去り、食物との重要な関係を取り戻す時です。
そして私たちはそれができる力を持っています。
スーパーマーケットは私たちの消費者によって導かれています。
私たちが購入する品物と消費するパッケージについてもっと意識すれば、彼らもそうします。
一例として、Marks&Spencerは先週、パッケージングを少なくしようという消費者の要求に応えて、店のアボガドにつけていた、粘着性ラベルを、レーザー印刷に置き換えました。
●地域コミュニティとつながりを持ちましょう。

ビジネスに影響を及ぼすだけでなく、環境に動機づけられた選択は、私たちの生活を向上させることができます。
プラスチックを避けることで、生やばら売りの状態で、その季節の生産物を購入する可能性が高くなります。
これは、八百屋や市場からの買い物につながり、時には、自ら食べ物を作ることにもなるでしょう。
それらは皆、自分たちのコミュニティや環境との絆を深めます。

積み重ねられたイチゴ。泥がついたジャガイモの山、梨のピラミッドなど、新鮮な農産物でいっぱいの市場を歩くのが好きです。
生物的な感受性を通して、私たちは新鮮で熟した、栄養価の高い食品を選ぶことを学びます。
パッケージされたものは、ただ、ビジネスプロモーションに基づいています。

地元でとれた、包装されていない季節の果物や野菜は、個人商店から買っても、輸入した店より安い傾向があります。
そして、包装されていない、新鮮な季節の食品を買うことは、私たちの食材がより栄養価が高く、包装材が含んでいる有害な化学物質を潜在的に含むことが無いことを意味します。

もしも、私のように、プラスチックで包装された食べ物を嫌うなら、できるだけ、それを買うのはやめましょう。
スーパーマーケットで、バラ売りの季節の食材を購入するか、近くに八百屋や市場がある場合は、そちらを利用してください。

そして、あなたは他の行動も取ることができます。 次回買い物をする時は、お客様ヘルプカウンターで、プラスチックに関して苦情を言って下さい。
もし、あなたが、ソーシャルメディアのユーザーなら、インスタグラムやTwitterで、ハッシュタグ#GoPlasticFreeを使い、包装過剰食品の写真をアップしてください。
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