都会には樹木と同じく、生垣も必要

the journal Atmospheric Environmentの学術記事によると。高い樹木は、より開かれたスペースで汚染物質を吸収することにはたけているが、生垣は排気管の高さで有害物質をキャッチすることができるため、人々が直接さらされる大気汚染物質を削減することができるとしている。

論文を作成した主任教授のPrashant Kumar氏は、各地方政府は、もし広さに余裕があるなら、歩道と車道の間に生垣を作ることにトライすべきだ指摘している。

EUにいる彼はアメリカに住む両親とともに、生垣に最もふさわしいプラントとその高さを今も研究中である。
ホコリと汚染物質でいっぱいの大都市で、イボタヌキでできた生垣を刈りこんでしまった庭師の中に、その密な生垣こそがホコリと汚染物質をろ過していたのだと証明するような人物が出るのは難しい。

Prashant教授もこのリポーターも、樹木に反対する意図など全くない。むしろ、樹木は空気を浄化するので、世界中で人々が都市に移り住んでいることを考えれば、さらに植樹をすべきだと語っている。

彼らが言いたいのは、今まで、生垣が果たしている役割が認められずに来ていたというとだ。

難しいルールも、先行すべき規則も無い。ただ、その土地の条件に合わせればよいと彼らは主張する。

“重要なことは生垣が自動車の排気ガスチューブにふさわしい高さであること。排気ガスはすぐに希釈される、生垣はその空気の流れの速度を抑え、葉の表面で汚染物質をキャッチし、家の中にいる人々を守ることができる”というのが彼らの見解だ。

この論文は資金不足に悩む英国中の地方政府が、一般家庭が出す緑のゴミに対して課金を開始しつつある時に発表された。もし、お金を取られるのがいやで、生垣を取り除いたりすると、それは近隣のお宅にも迷惑がかかることになりそうだ。

Cities need ‘hedges as well as trees’ for environment