ルワンダの農家を救う賢い方法

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ルワンダ西部のSenyenziさんは妻に先立たれた後、8人いる子どもの教育費を支払うのに苦労してきましたが、今では養蜂で十分なお金を稼いでおり、さらに今後は乳牛も飼う予定だそうです。どうしてこれが可能になったのでしょうか?

ルワンダでの農民の能力強化プロジェクト

それは、2010年から5年間かけてルワンダで実施されたプロジェクトのおかげでした。これは地球環境ファシリティ(開発途上国での環境関連プロジェクトへの世界最大の投資機関)が投資し、UNEP(国連環境計画)とUNDP(国連開発計画)が地域のパートナーと協力して実施したものです。
気候変動によるリスクの認知向上のため、リスクマップ作成による潜在的なリスクの把握、気候変動に備えた土地利用計画の作成や意識啓発プログラムの実施が行われ、参加者が得た知見は文書として「ルワンダ気候ポータル」で共有されています。
畜産業等の強化策としては、苗木の配布や家畜用医薬品の供与、新規小規模農業へのサポートが実施されました。養蜂に関しては、現地語でのマニュアル公開や、養蜂業者間の協力体制が功を奏し、収量を大幅に伸ばす結果となりました。

プロジェクトの成果と展望

2014年10月の調査からは、ルワンダの気候変動に対する脆弱性指数が大幅に改善されたことがわかります。ルワンダ気象機関は天候観測所の設立を受けて、降水予報を一日に3回発信し、SMSによる早期警報を1日に100万人に送信するまでになりました。
現在はプロジェクトの第2弾が、2016年から2020年までの期間で展開されています。「自然を利用した適応策」の実現による生態系の強化と、持続可能かつ気候変動に負けない畜産が追求されています。

Gishwati landscape with nursery in foreground © Lars Christiansen UNEP/DTU Partnership

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