ウガンダの主食はバナナです。
バナナは優れたデンプンの供給源となりますが、プロビタミンAや鉄のような微量栄養素はあまり含まれていません。
世界では、プロビタミンA欠乏症が原因で、約65万〜70万人の子供が死亡し、数十万人が視力障害になり、 他にも、成長の遅延、不妊症、乾燥肌などを発症しています。
オーストラリアのクィーンズランド大学の科学者チームは、これを克服するために、12年にわたる研究室での実験とフィールドワークを経て、このたび、普通のバナナから、プロビタミンAを大量に含んだ、ゴールデン・バナナを発明しました。
2021年までにウガンダの農地で生育されることが期待されています。
このバナナの研究に携わった科学者によると、ゴールデンバナナには、プロビタミンAの含有量が非常に高い、パプアニューギニア発祥のバナナの遺伝子が使われます。しかし、この種のバナナは、木で成長する時、束が小さいため、それをさらにキャベンディッシュバナナに挿入して、完成させるというものです。
TUNZA:(TUNZA:UNEP’s magagine for youth より)
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