今やプラスチック包装による汚染は、世界中で深刻な問題になっています。
しかし幸いなことに、環境にやさしく、持続可能な代替品の開発に、熱心に取り組んでいる人々もいます。
インドネシアに本拠を置くEvoware社は、人々が意外に思うような素材から食品包装材を製造しています。その素材とは海藻です。従来の材料で私たちの海を詰まらせる代わりに、無毒性の海藻をベースにしたパッケージは生物分解が可能で、さらに食べることさえできるのです。
Evowareが製造する海藻でできた包装材は100%生分解性で、2年間保管ができ、表面に印刷することも、ヒートシールも可能です。
また植物用天然肥料としても使え、食べれば、豊富な繊維質、ミネラル、そしてビタミンを摂取することができるという利点があります。たとえばハンバーガーのラッピングに使えば、食べる時に包装をとる必要はありません。
そして、インスタントラーメンの調味料のパッケージに利用すれば、麺の入ったカップにお湯を注いだ時、そのパッケージが溶けるので便利です。
Evowareは、ウェブサイトで、この海藻製の包装材は「ほとんど無味無臭」と語っています。この製品はまた、石けんや衛生パッドなど、食べ物以外のアイテムを保持する小袋にも利用できます。