Phoenixでは気温上昇が原因でフライトを40回以上も中止

最近、アメリカ航空は、Phoenixで40回以上も飛行を中止するという状況に直面しています。理由は日中の最高気温が、約49度にもなり、この温度は小型ジェット機にとって暑すぎるのです。

空気は温度が高ければ高いほど、薄くなり、機体の上昇を困難にし、時には飛び立つことを不可能にします。(画像参照)

専門家によれば、地球規模の気候変動に伴い、このような惨状は、これからさらに頻繁になる可能性があるため、それによる航空コストの増加や、乱気流が予測しにくくなることで、旅行者の傷害のリスクも高まるとのことです。

「我々は大気のことなど無視して、飛行機は、ただ空間を飛んでいると考えがちですが、当然ながら、それは違います」と、気候変動とそれが飛行体に与える影響を研究している、英国のある学者は言っています。「飛行機は、真空の中を飛行して行くのではありません。大気の状況は気候変動により変えられつつあるのです」とも。

Phoenixでの問題は、主として、アメリカの地域提携航空会社が運航する小型機に影響を及ぼしましたが、「でも(このままなら)、あなたが118歳以上になったら、陸上から飛び立つことはできなくなります」とアメリカ航空のスポークスマンは小型機に言及しながら語っています。

UNEP本部twitter 2017. 06.21